私は将来〇〇になりたい
夢を叶えたいとき
なりたい自分を想像するとき
こうやってノートに書いていないでしょうか?
~になりたいは否定形
夢があることはとても素晴らしいのですが、「~になりたい」というのは言い換えれば「今はそうなっていない」ということになるので、実は否定形なんです。
これ、気づいてましたか?
ではどう書けばよいのでしょうか?
私は〇〇になります
私は〇〇になっています
こういった書き方をすればよいのです。
大事なのはこの後。
例えば・・・わかりやすく私の夢は「タカラジェンヌになりたい」だったとします。
まず、自分が今タカラジェンヌだったらどうする?と考えます。
どこに住んでいて
どんな生活をしていて
どんな毎日を送っているのか
身に着けているアイテムは?服装は?靴は?
そしてその時の気持ちは?
周りはそんな自分になんて声をかけますか?
これらを具体的に書き出すことが大事です。
想像できますか?
まずなりたい自分が想像できて、すでにそうなっている姿を想像できなければ夢は叶いません。
もし今タカラジェンヌだったらこんな行動をとっているかな?
違う!きっとお稽古に励んでいるはず!と思うと、今の自分もお稽古に励んでみる。自然とそうなりますね。
イメージする方法
宝塚を退団した後も同期は仲が良くて時々集まります。
その時に共通していたのがこの考え。
宝塚に入りたいではなく
宝塚に入る!と決めていた というもの。
私は友人・知人に「私は宝塚歌劇団に入るから」と言っていましたし、新しいスケジュール帳に「すみれ寮」の住所を書いていたという同期もいました。
お気づきですか?
宝塚音楽学校に受かっているイメージしかないのです。
落ちているという選択肢はないのです。
大人になるにつれて思い通りにいかないことや失敗経験を積み重ねていくうちに、そんなに人生うまくいくはずはないと自ら意識に蓋をしてしまっていることがあるのです。
この時はまだ高校生。
ほぼ失敗経験がありません。挫折したこともそんなにありません。
後に宝塚歌劇団に入って役がもらえない日々が続いたときに、私の潜在意識はどんどん悪い方向に書き換えられていくことも経験しています。
最近はこれらのマイナス思考から、10代のキラキラしていた時代にマインドは元通り。むしろさらにいいほうに行っています。
いくつになっても叶えたい夢はありますよね。
若いころと違って知識や経験も増えました。叶えたい夢の叶え方はシンプルでただ「夢は叶えればいい」なのです。
夢は叶うのかな?ではなく、叶えればいいだけの話です。
夢が叶うと決めてしまうこと
私はタカラジェンヌになることは夢ではなく、私の中で決めたことでした。
宝塚音楽学校に入ることを信じて疑いませんでした。タカラジェンヌとしてあの舞台に立っている自分を信じていました。
これ、ものすごく大事です。
今日からあなたの夢はなりたいではなく、すでにそうなっていることとして認識しましょう。
とはいえ、もしなれなかったら?
と頭の中でよぎりませんか?
よぎりますよね。ダメダメそう思っちゃダメ!
と思っている時点で、もしなれなかったらどうしよう?という自分になろうと脳は働きます。
そう考えると脳って単純。
まずはカタチから
宝塚音楽学校を受験するときに声楽が受験項目にありますので、私は声楽の先生のところにお稽古に通います。
クラッシックバレエのお稽古と違って歌のお稽古ですので、声が出やすいリラックスした服装で髪の毛も束ねることなく出かけます。
あるとき先生にものすごく怒られました。
「あなた、その恰好はなに?そんな髪の毛ぼさぼさでレッスンに来るなんて!」と。
え?
今日はバレエのお稽古ではなく声楽だからなんだけどな。
バレエのお稽古の時はもちろんちゃんとしているのにな。
「誰が見ても宝塚音楽学校の生徒だなと思われるように磨き上げた自分でなくて、どうやって受かるつもりなの?今のあなたの外見でどの審査員が合格点を出しますか?」
目が覚めました。
そして同時になるほど!と。
入学してからきれいになる努力をするのではなく、すでに舞台人にふさわしいと審査員にみとめてもらえる素養を身につけないと合格できないんだ!と。
実は私は中学校卒業から受験し、2回落ちていた高2の時の出来事でした。
最終面接まで行くのになぜ落ちるんだろう?
何が足りないんだろう?
次もダメだったら?という気持ちが芽生えていたのかもしれません。
その日以来、私はしっかりとお団子ヘアにし生え際もジェルでしっかりと止めて、服装も娘役らしく上品で清楚なイメージの服装で過ごすことにしました。
私は宝塚音楽学校を合格するにふさわしい人
タカラジェンヌの卵です
と言わんばかりに。
宝塚大劇場では時々、このお団子スタイルの子たちがいるのはこういうことですね。
あ、あの子きっと宝塚受けるんだろうな・・・・と気にして見ていたことがあります。
宝塚は40人しか入れない狭き門です。
倍率は年度によりそれぞれですが、自分が受かったことにより泣いている人が何十人もいるのです。
でも何が何でも私はあの舞台に立ちたい。それにかけてきたんだった。
その気持ちを思い出しました。
私は次の春、3回目でようやく宝塚音楽学校に合格することができました。
思考は現実化する
さて、夢の話です。
今でも私は「すでにそうなっている状態」を意識して言葉を選んだり過ごしたりしています。
想像できないことは現実にならない
思考は現実化する
これは本当です。どうしても想像できない人はビジョンボードや夢ノートを作り、想像できるものをそこに貼り、毎日暇さえあればそれを見るとイメージに刷り込まれていきます。
それでもしっくりこないという人は、もしかしたらそれを本当に叶えたいと心の底から思っていない可能性があります。自分の本音と向き合う必要があります。
それはそれで、自分の気持ちがはっきりすると、すっきりしてよい方向へはばたくことができます。
夢を叶えましょう!!
さいごに
宝塚を退団した後にはなりますが、シークレットという本とDVDを友人から勧められました。
とにかく毎朝起きたらDVDをかける。本も何度も読みました。
夢は意外に簡単に叶うんだということがわかります。
本当に簡単なことで誰もができることです。
ただ、だれもが継続できることではないです。継続は自分の意志ですから。
簡単なことほど続けることは簡単ではない。
でも実行した人だけが得られる幸せですね。
ご興味があればぜ読んでみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた次回のブログで!!