今日は2番目の「お礼を言わない」についてちょっとしたエピソードも交えながらご紹介します。
宝塚歌劇団に伝わる教え「ブスの25箇条」
(※リンク先の記事に飛びます)
1 笑顔がない
2 お礼を言わない
3 おいしいと言わない
4 精気がない
5 自信がない
6 グチをこぼす
7 希望や信念をもっていない
8 いつも周囲が悪いと思っている
9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくイジケている
11 何でもないことにキズつく
12 他人にシットする
13 目が輝いていない
14 いつも口がへの字の形をしている
15 責任転嫁がうまい
16 他人をうらむ
17 悲観的に物事を考える
18 問題意識を持っていない
19 他人につくさない
20 他人を信じない
21 人生においても仕事においても意欲がない
22 謙虚さがなく傲慢である
23 人のアドバイスや忠告を受け入れない
24 自分が最も正しいと思いこんでいる
25 存在自体が周囲を暗くする
お礼を言わない
これは以前のブログでも触れましたが、何かをしていただいたら必ず“ありがとう”とお礼を言うことは当然のことです。
お礼を言いなれていない方もいるかもしれません、生まれも育ちも違うので可能性はあります。
感謝の気持ちがあれば自然と“ありがとう”という言葉が出てきます。
スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、この魔法の言葉を言うだけで人生がいい方向に変わったという人もいるぐらいですから侮れません。
“ありがとうございます”
言葉に出していってみると、とてもやさしい気持ちになるはずです。
言いなれていない人は意識して言うようにすることで癖になります。
口元の筋トレだと思って毎日声に出すといいですよ。
気くばりポイント
お礼状を書こう
宝塚歌劇団では公演中にファンの方からお手紙やお花、そしてスイーツ、それ以外にも高価な贈り物をいただく場合があります。
公演中に写真を撮りためておいて、良い出来栄えの写真でお礼のはがきを作り、公演中はありがとうございました!という一文とちょっとしたメッセージなどを含め必ず千秋楽を迎えた後、ファンの方にお送りします。
実はこれ、タカラジェンヌですら上級生のが欲しいくらいなので、ファンの方であればさらに喜ばれると思います。
昔はデジカメやスマホもない時代でしたので、現像するまでどのような写真ができてくるかわからず確認するまでが楽しみでした。
今では考えられないですよね。
そう考えるとこの20年でこんなに世の中の電子機器が変わるなんて!と思ってしまいます。
それ以外にもお化粧を教えていただいた上級生
いつも楽屋をお掃除してくださる楽屋係のおばさまたち
お衣装を管理してくださるお衣装部さん
小道具さん・大道具さん・音響・照明・舞台監督さん
そして鬘を扱われる床山さん
すべての方々に感謝して常にお礼を言うことが大事です。
もちろん、時には早変わりなどを手伝ってくれる下級生にもきちんとお礼を言います。
“ありがとう”は魔法のことば。
この一言で美人になることは絶対です。
だって自分がお世話になった方を意識するということですから、常に周りに気を配ることになります。
これは女性だけでなく男性も“ありがとう”とすぐに出る人は素敵ですよね。
気くばりポイント
ちょっとしたお礼の品を差し上げる
在団中に廃止になりましたが、お世話になった上級生や下級生に“お渡し”と称して少しばかりのお礼の品を差し上げる風習がありました。
お世話になった方は一人ではありません。
たくさん準備しないといけないこともありますが、その方に何を差し上げると一番いいのか?
これを考えるのが大変でもあり楽しくもありました。
どんなに些細なものでも、「喜んでくれるだろうか?」と相手の顔を想像してメッセージとともに贈る。
デパートやかわいい雑貨屋さんを日常から覗くようになったのもこれがきっかけです。
小さくて役立つ消耗品。
特に東京公演などでは宝塚にまた戻ってくるのでお荷物が増えますので、それも考慮して選びます。
綿棒やパフ(これも資生堂のパフがおすすめ)をいただくと一番役立ち嬉しかったのを覚えています。
その方にとって負担にならず役立つものを差し上げるためにも、常にその方の持ち物や嗜好を調査する癖が身に付きました。
家族や仲良くしているお友達が一番喜びそうなものを選べたときのワクワク感。
相手の方への気くばりのはずが、実は自分自身への喜びにもつながっているってことなんです。
そう考えると気くばり美人って最高じゃないですか?
おまけ
私は小さいころから母に言われていることがあります。
当の本人は言ったことすら覚えていませんでしたが、
当日お祝いできないお誕生日の期限は前日まで。
お友達や知人のお誕生日、当日にお会いできない人のほうが多いですよね。
そんな時はお誕生日より前にプレゼントを渡すことが鉄則。
ただプレゼントをあげるだけではなくメッセージも必ず添えたほうが気持ちが伝わるわよ。
確かに母からのプレゼントは必ずメッセージが付いていました。
最近私はそれを忘れていたような気がします。
一言メッセージを書くことができる便せんは山ほど持っているんですけどね・・・
もったいないがらずに使っていこうと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
ではまた明日のブログで。