こんにちは、さくらです。
今日は「引き算の美学」についてお話していきます。
娘役は舞台に出るときに必ずウィッグをつけて出ます。
衣装部さんから出していただく衣装とともに、髪飾りもついてきます。
髪飾りはショーであればほぼ同じなので、さほど問題はないのですが
ウィッグやオリジナルで作る髪飾りの時は大変です。
さて、どんな髪型にしようか。
同じ被り物(例えば帽子など)でも
どのようにかぶるかで、個性が出ます。
ある程度このように・・・と言われていても
それぞれの頭の形やおでこの広さがあるので、
いちばんかっこよく美しく見える角度を研究します。
髪飾りはショーであればラインストーンを付けてできるだけ華やかにするのですが、
あれこれつけているうちにバランスが悪くなり
分からなくなってきたりします。
そんなときは一針一針縫っていても
全てほどいてしまいます。
ここで重要なのは“引き算”です。
たくさんつけると一つの塊になってしまう場合もありますし
遠くから見ると、何がなんだかわからなくなります。
結局はシンプル・イズ・ザ・ベスト。
ヴォーグなどの雑誌を見ながら
髪飾りの研究です。
ハイブランドのデザインは非常に参考になりますので
普段から切り抜き、スクラップしておくことで
いざというときに役立つのです。
迷ったら足さずに引いてみましょう。
これぞ“引き算の美学”ですね。
日常では、ファッションやメイクなどでもいえることです。
足しすぎないようにする美しさ。
身につけておきたいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。