先日のブログでお育ちの良さ、品格についてお話しました。
お育ちは環境で変えられるということについても述べましたが、あれからじっくり考えて思ったことが一つあります。
クラシックバレエを習う
これが実はポイントです。
クラシックバレエは基本
私は3歳からクラシックバレエを習っていたので、物心ついたときにはバレエのお稽古に行くのが当たり前でした。
週に1回といえど継続は力なりです。
バレエは一番最初に立ち方からスタートします。
首を長くして、胸をはり、鼻でモノを見ます。
手は一番遠いところを通って次の位置へ。
手の通る場所・足の運びは決まっていてそれ以外のところは通りません。
バレエを習うことは、ダンスをする人であれば基本中の基本だと私は思っています。
バレエはダンスの基本です。
そしてバレエ音楽はもちろんクラシックですので、自然と音楽鑑賞とリズム感も身についてくるわけです。
レッスンのたびに、クラシックの音楽鑑賞と筋トレをしているようなものなのです。
私は今でもクラシック音楽が一番落ち着きますので、これもバレエの影響かもしれません。
品格はクラシックバレエで身につく
バレエをすると首筋とあごのライン、そして首から背中にかけての曲線がとても美しくなります。
正直全身どこを見ても鍛え抜かれたしなやかな美しい体のラインになります。
バレリーナは立ち姿がとても品格があり美しいですよね。
お育ちがどうであれ、バレエを身につけるということは、品格が身につくということです。
バレエはヨーロッパの宮廷から生まれたダンスですからその時点で品格を伴っているのもうなづけます。
大人の方でもバレエを基礎にしたトレーニングがあったりしますので、初心者の方はそこから始めてみてもいいかもしれません。
タカラジェンヌの娘役はデコルテラインが命
タカラジェンヌの娘役が気を付けなくてはならないポイントは
鎖骨が美しく浮き出ていること
あごのラインが美しいこと
胸鎖乳突筋がくっきり出ること
首を長く見せること
腕・手先の使い方が美しいこと
可憐であること
バレエは必須ですね。
クラシックバレエをしていると、腕と手先の使い方で手の長さの見え方が変わります。
手足は長く、首はすらっと見えるのが美しい証拠。
もともと長い人もいますが、使い方で短く見えてしまうこともあります。
逆に長く使うという努力もできますので、実際は小さいのに舞台では大きく見える人もいます。
これも練習の積み重ねです。
もともと体にとってあまりよくないだろう動きをしているのですから、体に負荷がかかることは当たり前です。
私も中学のころに腰を痛め、そこから腰はずっと弱いままです。
公演中は鍼灸に通い、置き針を100本近くさして舞台に出ていたこともありました。
でもダンスを日常ですることがなくなった今も、立ち方や歩き方が美しいと言われることが多く、筋肉は覚えているのだと改めて思いました。
おまけ
「ガラスの仮面」ネタです。
主人公北島マヤは「真夏の夜の夢」という作品で妖精パックの役をいただきます。
妖精パックはすばしっこく動き回る設定です。
妖精ですから、ピーターパンのティンカーベルを想像していただければわかるでしょうか。
演技指導の月影先生は、劇団生に円になってキャッチボールをさせ、その真ん中にマヤを立たせます。
マヤはそのボールをよけるトレーニングを行います。
最初はボールをよけきれずあざだらけになるマヤですが、そのうちにさっとよけられるようになります。
そして、そこで軽快なアップテンポの曲を流します。
そのうちマヤは音楽に合わせてリズミカルに動きができるようになり、実際の舞台上でも妖精パックらしい動きができるようになるというシーンです。
あくまで漫画ではありますが、納得です!!
なるほど!!
でも私たちタカラジェンヌはすでにトレーニングを積んでいますので、もし妖精の役をもらってもそのトレーニングをする必要はないかもしれませんが、非常に勉強になりました。
跳躍するには筋肉がいります。
しなやかな筋肉がついていないと、軽快にジャンプすることはとても難しく、どすこいどすこいっ!!となります。
バレリーナが軽そうに飛び立つ瞬間は体全体の筋肉が総動員しているわけです。
大人になってからウォーキングを学びましたが、全身の筋肉を使うとあらためて意識しました。
ぼ~っと歩いていてはだめなのですね。
たとえおばあちゃんになっても、さっそうと歩いていたいものです。
さて、今日もお読みいただきありがとうございました。
クラシックバレエ、おすすめです。
機会があればぜひ、トライしてみてくださいね。
いい筋肉がつくと、身体のむくみも解消されますよ。
ではまた次回のブログでお会いしましょう♪