あなたの周りにこんな方はいませんか?
大事な話をしているときに、場の空気を読まずに自分本位な行動をしてくる人
もしくは自分の世界観で場の空気をガラッと変えてしまう人
場の空気が悪ければ、大変ありがたいことになり感謝することもあるかもしれませんが、たいていの場合は話の内容が変わってしまうか、その場にいた人達の集中力が欠けてしまうというのが主流ではないでしょうか。
物音を立てない
宝塚歌劇団で私は東京公演中は寮生活を送っていました。
当時は今と違って一室3名のお部屋というのがありました。
いちばん下級生の時は入口に近い大部屋。
同期だけの空間で気を遣わず寝るだけの生活と言っても過言ではありません。
少々上の学年になってくると、上級生と一緒のお部屋になったりします。
それ以外でも共同生活というものは存在しますので、隣近所のお部屋というのはちょっとした物音でも響きます。
タカラジェンヌはいつでもどこでも寝られる習性を持っていますが、やはり上級生にご迷惑をおかけしてはいけません。
特に朝の練習、公演終了後にお出かけをして遅く帰ってきたときなどは、お部屋内を行き来するだけで物音と存在感に気付きます。
ちょっとした物音でも目が覚めてしまうのもタカラジェンヌとしての特徴かもしれません。
相手を起こすことなく目覚ましをかける
どうしても寝坊してはいけない朝はかならず目覚ましをかけます。
当時は20代ですから、いつでも寝られるぐらい眠いですしエネルギーもたくさんある分、消耗も復活も早いですよね。
目覚ましがなくては起きられません。
目覚まし時計は自分の一番近いところに置き、アラームが鳴ったら数秒で止めます。
長く鳴らすと同室の上級生が起きてしまいます。
胸に抱えて寝る人もいたぐらいです。
次の日に着るものや、持ち物などなるべく物音を立てる回数が少ないように玄関に近いところに準備し、そっと出ていきます。
このように忍び足で行動することも覚えましたので、そ~っと何かをするということも身についた技です。
場の空気を変えない
講義などの後ろからそっと入っていつの間にか座っていて、前の人が振り返ったときに、
いつの間にいたの?
と言われることもありました。
宝塚で扉の音や振動を立てないように行動する習性が身についていますから当然のことです。
ちょっとした物音でも人の集中力は欠けてしまいますので、今その場で行われている空間の空気感を変えないことが大切です。
逆に空気を変えたいときは、軽く風を送ったり扉の音をたてたりして刺激を与えることもあります。
必要以上の物音を立てないこと
周りの空気感を変えないこと
周りに気を配り、相手が今どういう状況かがわかると、自然と自分がとるべき行動が見えてきます。
場の空気を読むコツ
その場に静かに入ったら、まずは周りが今何を話しているかをしばらく聞いてみましょう。
場合によっては、向こうから今こういう話をしていてね・・・と教えてくれて意見を求められることがあります。
でもそうではない場合は、その人達はそのままお話を続けたいのです。
この場合は話の流れを止めたくないという意思表示ですので、
なになに?何話しているの?
と質問するのはご法度。
相手からすると面倒です。
しかもその説明をしたことで、どこまで議論が進んでいたかわからなくなることもあります。
聞いていても話が読めない場合もありますので、その際は次の話題まで待ちタイミングを見計らいます。
本当にあなたに参加してもらいたい場合でしたら、必ず説明があるはずですので、それがないということはこの話題には参加しなくても問題がないということになります。
すべてがこの状況に当てはまるわけではありませんが、基本はこれで問題ありません。
今日は場の空気感を感じることについて、身近な例をあげてお話しました。
気くばりのできる人には気くばりで相手も返してくださいます。
自分がしてもらったことで心地良いことは相手にもしてあげたいと思うので、必ずあなたにも返ってきます。
それができない人はあなたの気持ちを汲み取ることができていない人ですから、その事実を認めてお付き合いするといいでしょう。
気くばりというのは難しいもので、人によって感じ方が違います。
決して正解・不正解がないのがポイントでもありますからそれだけで人を判断する基準にしてはいけないところもあります。
一つの参考例にしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた次回のブログでお会いしましょう♪