新しい気くばりのかたち

 

私は仲の良い同世代の女性(40代後半)の友人と、月に一度のZoom定例会を開いています。

これは何も特別な会議ではなく、ただお茶を飲みながら

身の回りに起こった出来事や進捗トピックを確認するような会話メインの会。

 

そこで話題に上ったことを少しご紹介しようと思います。

 

今回は

 

気くばりの時代遅れとアップデート」について

 

例えば、昔は目上の方に仕事帰りに飲みに連れて行ってもらうことで、

普段は見られない素の部分や意外な一面を知ることで親近感がわき、

仕事上でのコミュニケーションが円滑に進むという利点がありました。

 

でも最近ではコロナ禍の影響も手伝い、社員が上司と飲みに行かなくなったと聞きます。

半ば強引に誘った場合は、それすらパワハラの一つとして認定されてしまいます。

 

・お酒の席でないと本音が話せない

・お酒が入るとコミュニケーションが取れる

・立場のある上司についていれば出世まちがいなし

 

このようなことがなくなりました。

 

そもそも出世してエグゼクティブになりたい!という出世欲すら見当たらないケースもあります。

 

人間関係の良いところで自分らしく働きたい

プライベートを充実させたい

身の丈にあった生活をし、小さな幸せのある生活ができればいい

 

そんな若者にとって、飲み会というのは「ムダ」でしかないのです。

ましてや目上の方ですので、必然的にご年配が多く、

酔うと何度も同じ話を聞かされるなど、メリットは何一つとしてありません。

 

仮に会社がすべて負担してくれたり、上司がすべてお支払いくださるのならともかく、

自腹で数千円払ってまで行くほどためになる話ではないことも確かです。

 

最近ではビジネス系YouTuberがとても有益な情報をアップロードしています。

本当に尊敬する人の話が聞きたい場合は、自宅でゆっくりとお茶を飲みながら、

自分の好きな方たちのお話を聞く方がよっぽど有意義に過ごせます。

 

私もそう思います。

 

時間の使い方や価値観を、これからの時代を担う次世代に焦点を合わせていかなければ、会社は衰退していく一方です。

 

ついつい私たちは昔話を素晴らしいことのように話します。

当然、私が若いころも先輩や上司の口癖は「最近の若者は・・・」でした。

でもよく考えてみると、昔は昔、今は今。

 

この20年で様々なことが変化し進化を遂げました。

つまりこれから後の20年後も、今では想像のできない未来がやってくるのです。

 

空飛ぶ車や、自動運転など、本当に実現するかもしれません。

(自動運転ならぜひ手に入れたい💕)

 

照準はやはり次世代に合わせたお話をすることが、私たち世代から若い世代への「気くばり」なのでは?と思います。

 

独りが頑張っても何も始まらないと思いますが、仕事の働き方改革というのも、日本では重要な課題だと私は思っています。

私の友人は海外で長く働き、マインドや生活習慣は外国人そのもの。

もちろん純粋な日本人なので、日本の文化に対する想いというのはとても深く、

元ホテリエということで礼儀や気くばり、ホスピタリティに関してはプロ中のプロです。

 

昨今、会社で社員として働くことについて、憧れを持たなくなった若者が多い気がします。

副業という言葉も出ていますが、本当に本業をしっかりやっていれば副業をする時間など全くありません。

 

まずは今の自分の仕事を通して、この会社でなくてもできるスキルというものを付けていくことが先決だと思います。

 

若者が憧れをいだかなくなった原因は先人である私たちに問題があると考えています。

 

職場で「こんな人になりたい」という憧れの人や、

指針となるべき上司やモデルスタイルがあればよいのですが、それがないとなると新人はたちまち

 

「この仕事の先にある私の未来ってあの姿?」

 

となるわけです。

 

新人の夢を壊しているのは明らかに自分たちかもしれないということを思いながら、日々の仕事を意識してみれば、自らの仕事も変わってくると思います。

 

私は若い世代に「就職」の話をするときにかならず伝えるのが

 

「責任をとらなければならないなんだか大変なこと」

 

ととらえがちだけど、実際は

 

「好きなことをしてお金をいただける」

「いろんなことにトライできて、自分で実績を生み出せる」

 

ということだよ、と利点を話します。

 

物事の見方はいろいろありますから、どこから見てもいいこと悪いことはそれぞれあります。

あらためて企業として全員がHappyに働ける職場にすることがいちばんの目的だと思います。

 

まとめ

飲み会で交流を広げずとも良好な関係が築けるコミュニティをつくること

ご自身の武勇伝はそっとしまい、相手の必要な情報を与える気くばりの心をもつ

働き方改革は自分たち目線ではなく次世代の価値観に合わせる

 

これを心がけてやっていくのがいいかと思います。

次世代への「新しい気くばりのかたち」だと、私は思っています。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

また次回のブログでお会いいたしましょう♪

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA